【東京タラレバ娘】は未婚アラサー女子の希望なのか?絶望なのか?
いつの世も、未婚の女性の最大の悩みといえば結婚なのか??
ひとつ疑問に感じたのは、未婚率が高まっている今、結婚願望のある女子ってどれくらいいるのかってこと。
うちのバイト女子(23歳彼なし)は結婚したくない女の人なんて見たことないって言ってましたがw
あらすじ
東京という大都会で、脚本家として表参道に事務所を持つ33歳の未婚女子「倫子」が主人公。
同じような境遇の友達二人と女子会と称し頻繁に集まり、不安を解消する日々。
そこに、昔あっさり振った冴えない男や、イケメンでえらそーな若いモデル、映画好きのマッチョなイケメンなど数人の男性が絡んでくる。
共感できない主人公
33歳で恋人なし未婚の焦燥感には、さもありなんと推し量ることはできるのですが…。
言動や行動、もちろん思考も浅はかで品がないのがどうもなんだかいい印象を受けない。
周囲の迷惑を顧みず、居酒屋で友達と大きな声で騒ぐとか。
道端で大声で下品な口論をするとか。
そしてフリーランスにも関わらず仕事をおざなりにしていてるとか。
せっかくできた恋人にも「髪型を好きな外国の女優と同じにしてほしい」と言われて悶々とする場面では、その幼稚さにイライラします。
まあ、そんなお願いをする男も男ですけど、それをはっきりと断ることせず、不満を溜め込みついには別れるという。
まあ、そういえば恋人はなんの疑問もなく髪型を変えてくれると無邪気に思い込んでる男も男ですけど。
でも、ここ重要だと思うんです。結婚っていいことも悪いこともたくさんある。
その都度、お互いに真剣に向かい合っていかなければ後になってうまく回っていかないものなんです。
たった一言「この髪型が気に入ってるので変えるつもりはない」と相手に伝えてあげる優しさが欲しいな。
いきなり別れを切り出されるより、そちらの方がいい。
年齢の割に幼い主人公の、言動や行動に少々イラつくお話です。
作者の意図は結婚したいアラサー女子への苦言?!
作者の東村アキコさんは『おまけマンガ』でこう書いておられます。
東京オリンピック開催にショックを受けていたアラサー、アラフォーの女友達をネタにそのまんまひどいマンガを描いてやろうと思ったと。
へーそんな理由で、未婚女子にはかなり刺激のキツい内容になっているのかとなんだか不思議に感じましたが、読み進めているうちに作者の東村さんの感情が理解できてくるのです。
意図ではなく、感情です。
東村さんは結婚は女が損することが多い、できれば結婚なんかせずにバリバリ仕事をし自由で何にも縛られずに生きたいと思っているとも『おまけマンガ』で吐露しておられます。
ということは、私にはこの【東京タラレバ娘】には、作者の仕事をバリバリして何にも縛られてない未婚アラサー女子への憧れや嫉妬が随所に散りばめられていると、私には感じられました。
女の身勝手さがギュッと詰まったお話に仕上がってます。
29年1月よりドラマも放映されるそうなので、興味のある方は見てください。
ちなみに私は見ません、ゴメンナサイ。